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遅咲きの本の蟲で、奇譚好き。故郷は浜北(現浜松)。たまに手製本修行。
by origanese

世界報道写真展2010・古屋誠一メモワール.・「侍と私」展
写真美術館行ってきました。
いつもよりちょっと長めの記事でお届けします。

まずは「世界報道写真展2010」。
一般ニュース部門の中では、アフリカ諸国の写真が、かなり衝撃的でした。
イランやパレスチナ・イスラエルは、衝突の原因など知識もあるし明文化されてるけど、
アフリカの問題はもっと“人間の狂気”とか、言葉で説明できない部分が多いように思います。
背景が瓦礫の山じゃなくて大自然というのもあるかもしれません。
個人的には、自然部門の、魚を捕食するカワセミの写真の迫力が印象的です。
本橋成一監督の「バオバブの記憶」も(20分ぐらいだったかな?)上映していますよ。

次に「古屋誠一メモワール.」。
現代アート的な要素が強いのかと思って敬遠してましたが、静岡出身の方だったんですね。
まさに昨日、父の工房に来ているセンスの良いAさんのblogに
「古屋さんが好き」書いてあるのを読んで、見ることにしました。
結果、すごくよかった、食わず嫌いはよくないですね。
古屋氏のことを調べてみようと思います。

最後は「侍と私」展。
実はこれが一番見たかったのです。
下岡蓮杖、上野彦馬など、これで面白くないわけがありません。
今回の企画店は「ポートレイト」に焦点を当てているので、
写真技術の歴史だけでなく、江戸~明治のキーマンの顔を知ることができます。
「山縣有朋って出っ歯だったの?」とか。(え?違う?w)
初期の写真は上流階級を中心に楽しまれていたってことです。
徳川慶喜の肖像写真がありましたが、
いつか“プロ並みの腕”と評される徳川慶喜が撮った写真も見てみたいです。
世界報道写真展2010・古屋誠一メモワール.・「侍と私」展_e0160262_211918100.jpg

by origanese | 2010-07-03 22:25 | Museum・Gallery
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