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世田谷文学館の萩原朔太郎展に行ってきました。
自筆原稿、愛用品、装丁が展示されているのはもちろん、スクリーンに詩を写したり、マンドリンの音が流れていたり、ステレオスコープを覗いてみたり、展示の仕方もおもしろかった。 朔太郎が大正3年に室生犀星・山村暮鳥と一緒に立ち上げた「人魚詩社」その紹介もあり、そこに『鷺と雪』を読んでからずっと気になっていた暮鳥の『聖三稜玻璃』の実物が展示されていたのは嬉しいことでした。しかも「いちめんのなのはな いちめんのなのはな・・・」のページが開かれていました♪ 犀星宛ての手紙に書いてあったのですが、朔太郎はノーネームを短くした「ノネ」という犬を飼っていたのですね。なんか漱石の猫みたいです。 で、やっぱり装丁がかっこいいです。 田中恭吉や恩地孝四郎が手がけたものや、川上澄夫の『猫街』、明治初期の法学書を模した『氷島』、朔太郎が描いた猫の絵を使った『青猫』など。文学と美術の共鳴を大事にした朔太郎らしいです。 →→→図録の表紙が『青猫』の表紙をモデルにしていて、ポイント高し。
by origanese
| 2011-11-27 22:04
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