人気ブログランキング | 話題のタグを見る

遅咲きの本の蟲で、奇譚好き。故郷は浜北(現浜松)。たまに手製本修行。
by origanese

東洋文庫ミュージアム「時空を超える本の旅」
東洋文庫ミュージアム「時空を超える本の旅」_e0160262_214781.jpg10月20日に開館した東洋文庫ミュージアム
東洋文庫は1924年に岩崎久彌氏が設立した東洋学の研究図書館で、世界5大東洋学研究図書館の一つに数えられているそうです。
100万冊にのぼる蔵書の中から、貴重な図書や絵画を見ることができます。

スタッフの女性が民族衣装でした。
世界的ベストセラー『ロビンソン・クルーソー漂流記』(左)と、見た目にも美しい『ルバイヤート』(右)
東洋文庫ミュージアム「時空を超える本の旅」_e0160262_2244891.jpg

インド二大叙事詩、マハーバーラタ(左)とラーマーヤナ(右)
東洋文庫ミュージアム「時空を超える本の旅」_e0160262_2261858.jpg
他にも、『国富論』の初版本や、満州語の『三国志演義』、新井白石が著作の覚書に用いたと思われる『新井白石遺書』など、世界各地様々な言語で書かれた本が紹介されています。

次のフロアはモリソン書庫。2万4千冊の本が天井までぎっしり、本好きの憧れです。
東洋文庫ミュージアム「時空を超える本の旅」_e0160262_2213522.jpg

全巻革張りで豪華な装丁の『イエズス会士書簡集』、辛亥革命の企画展示コーナー、日本発の印刷物『百万塔陀羅尼』、『甲骨卜辞片』などと展示が続きます。

そして「黄金の島ジパング」で有名な『東方見聞録』です。
東洋文庫では77種類を所蔵しており、そのうちの54種類はモリソンが収集したものだそうです。
東洋文庫ミュージアム「時空を超える本の旅」_e0160262_22245247.jpg
アントワープ刊(左)とロンドン刊(右)、出版された国によって装丁もかなり違います。
東洋文庫ミュージアム「時空を超える本の旅」_e0160262_22273415.jpg

12月26日までは『史記』も展示されています。

小さいけど見応えのあるミュージアムです。
また遊びに行きたいと思います。
by origanese | 2011-12-04 22:39 | Museum・Gallery
<< 赤トナカイ Natural Stories... >>